2012年8月8日水曜日

ラヴィング・オン・ザ・フリップサイド


8月8日リリースのコンピレーション「ラヴィング・オン・ザ・フリップサイド :  スウィート・ファンク & ヘヴィー・ビート・バラード 1969-1977」 (BBQ/Now-Again)の解説を書かせて頂きました。
モンスターコンピ「SOUL CAL」の続編という触れ込みの、元STONES THROWのEGON(イーゴン)による渾身の作品。このコンピレーションは画期的です。本当に素晴らしい。

イーゴン自身のような「ファンク好き」が見過ごしてきた、Funk45sのウラ面(FLIP SIDE)のスウィート・ソウルやディープ・ソウルにフォーカスした作品です。
ただ、収録された曲はスロウだけど、ビートは重く硬く、ファンクのDNAを感じさせるものばかり。ソウル・ミュージックのリスナーもディープ・ファンクのリスナーも、もちろんヒップホップ好きも、誰が聴いても違和感無く楽しめるサウンド。イーゴンは「SWEET FUNK」と呼んでいます。

この言い得て妙な「SWEET FUNK」、数年前からファンク45sの新しい方向性として、USのトップ・コレクターを中心にこの辺りのサウンドが注目されており、ご存知のように新録でも、ニューヨークののTruth & SoulやDaptoneが、Lee Fieldsなどをフィーチャーして「SWEET FUNK」なサウンドを打ち出してました。現在はそのサウンドがメインですね。
コレクターのウォンツ・リストやDJのプレイ・リストも然りで、その頃自分たちは「打ってるスウィート・ソウル」などと呼んでおり、スマートなネーミングが要るね、などと話していたものでした。SWEET FUNK=新ジャンル=新しい価値観」、音楽探究の楽しみが増えましたね。イーゴンに感謝!

個人的な話ですが、イーゴンと初めて知り合ったのは10数年前。ebayか経由か、コレクター友達の紹介か忘れてしまいましたが、ひたすら、トレード話や情報交換をしてました。丁度、彼がルイジアナもの45の山に当たったようで(WILLIE TEEに会いに行った、とかという話も)、その辺りが最初のディールだったかな。いや、違うか?笑

初対面は2002年か2003年、STONES THROWジャパンツアーの際だったと記憶してます。まだ彼が20代前半という事実に驚き、ニュー・ディスカヴァリーを披露し合いトレードで盛り上がりました。場所はもちろん、当時新宿に店を構えてたUniversounds。
いま思えば、その頃は皆ハード&ヘヴィなFunk45に夢中。イーゴンは「CRAZY DOPE!」しか言ってなかったような気がするな。

そんなヤング・イーゴンも歳を重ね、家庭を築き父親に。人間として成熟した彼が「今こそフリップサイドに閉じ込めてしまっていた素晴らしいソウル・ミュージックを楽しもう」と呼びかけています。是非聴いてみてください。そして、自分のコレクションのフリップサイドを片っ端からチェックしてみてくださいね。



V.A. 【LOVING ON THE FLIPSIDE Sweet Funk & Beat Heavy-Ballads 1969ー1977】
 (BBQ45CD) ¥2,415(税込)

(写真は芽瑠璃堂さんのサイトから拝借いたしました)



01. Darling Dears / I Don't Think I'll Ever Love Another
02. Eddie Finley & The Cincinnati Show Band / Treat Me Right Or Leave Me Alone
03. Thomas East / Slippin' Around
04. Hot Chocolate / We Had True Love 
05. Little Janice / Since You've Been Gone
06. The Equatics / Merry Go Around
07. Black Conspirators / Love 
08. Jazzie Cazzie And The Eight Sounds / Young Girl
09. Rhythm Machine / Whatcha Gonna Do?
10. Ed. Nelson /  I'll Give You A Ring (When I Come, If I Come)
11. Darling Dears / And I Love You
12. Symphonic Four / Who Do You Think You're Fooling (Part I)
13. Lee Bonds / I'll Find A True Love
14. Black Exotics / What Am I Waiting For 
15. Black Velvet / Is It Me You Really Love
16. The Conspiracy / I Believe (Our Love Has Gone Away)
17. Primitive / You Are Everything To Me
18. At The Hotel - Eunice Collins
19. Hunts Determination Band / Are We Through
20. Disciples Of Soul / Together
21. Symphonic Four / Who Do You Think You're Fooling (PartII)